池上彰の本「わかりやすさの罠」を読んでみた感想!わかりやすく伝えるためには「自分がわかっていた気になっていたこと」に気づくことが必要です。

わかりやすさの罠
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こんにちはbaamです。

 

スマホでインターネットが閲覧できるようになり、10年くらい経ったでしょうか。

年々スマホ向けのウェブページが作られたり、まとめサイトが作られたりしていますね。

検索してしまえばいつでもどこでもありとあらゆる情報が手に入ります。

例えばまとめサイトなんてわかりやすいですよね。おすすめがまとめられて自分で探す時間を短縮できます。

 

 

 

しかし、わかりやすさは本当に良いことなのでしょうか。

 

 

本などでも思うのですが、概要をまとめようとすると

「必然的に重要だと思うことを絞る必要」があります。

 

 

 


僕が思うに、

本の太字で書かれているところ以外にも重要なことが書かれていることは結構あります。

その本の書評や概要を見て「わかった気になってしまう」ことは著者の本意ではないと思います。

 

 

 

 

 

そこで今回読んだ本は『わかりやすさの罠 池上流「知る力」の鍛え方』です。

 

 

著者の池上彰はゴールデンタイムの番組でニュースや世界情勢をわかりやすく解説してくれます。

そんな「わかりやすさ」を追求してきた池上彰だからこその疑問でもあると思います。

 

わかりやすさへの疑問「小学5年生にわかるように」

 

池上彰はもともとNHKに所属していた経歴があります。

そこで小学5年生以上を対象としたニュース番組を11年続けていたそうです。

 

そんな池上彰がフリーアナウンサーになり、大人にわかりやすくニュースを伝えていくうちに疑問を持ち始めます。

「罠」とはつまり、「わかったつもり」になってしまうことです。例えば、特にここ数年、「池上さんの番組で十分わかったから、もうそれ以上のことはいいよ」という声を聞くようになりました。つまり、私の番組だけを見て満足してしまい、その後、自分で関心を持ってニュースを見たり、新聞を読んだり、調べようというところまでいかずに、「わかった」気になってしまっているのです。

 

子どもは好奇心が旺盛で、特に最近では「なぜ?」「どうして?」を習慣づけられるようにされている子どももいますよね。

しかし、大人になるにつれて知的好奇心は薄れていき、自分の興味のないことは「そこそこに知っておけばいいや」という感覚になってしまいがちです。

 

小学生にわかりやすく説明することと大人にわかりやすく説明することの違いが原因ではないでしょうか。

小学生は「知的好奇心」を刺激されますが、大人は「複雑だから概要だけ理解できればいい」となるのでしょう。

 

実際報道などで悪い部分だけを取り上げられたり、意図的に隠されたりします。

そういった心理的な要素を詳しく知りたい方はこちらの本がおすすめです!

 

ニュース番組は視聴率取り?

 

池上彰は

「ニュースを伝えたり、解説したり、コメントしたりする役割を芸能人が務めることには違和感を禁じ得ません」

 

タレントや芸能人がニュース番組を「キャスター」をしていることに違和感を訴えています。

また、アメリカのニュース番組を引き合いに出して、「容姿で選ばれていない」ことや、「知識の豊富さ」などの違いを示しています。

 

先日書評で書いた「勘違いさせる力」の中にもあったのですが、

人間は「地位のある人はハロー効果が重なり正しいことや良いことを言っている」と勘違いして認識してしまう癖があります。

勘違いさせる力の書評はこちら

 

この効果を考慮し、ニュース番組にタレントを使ったり、芸能人がニュース番組をやったりするのだろうと思います。

ニュースの内容は各局さほど変わらないところで差別化をはかるために「見た目」や「知名度」を活用しようとしたのでしょう。

 

ネットニュースという罠

 

池上彰はネットニュースについてもその手軽さを危惧しています。

誰が書いたかもわからないような情報を信じてしまうこともある世の中になってきてしまっているのです。

 

こういう場合、発信元をしっかりと確認することが必要だと解決策も提案しています。

情報が多い世の中だからこそしっかりと正しい情報を見極めることが必要であるとも述べています。

 

知る力を鍛えることと現場で実際に体験すること

 

池上彰がおすすめしていることは「新書を読むこと」と「実際に現場に行ってみること」です。

 

本屋に通うのがルーティンワークのようになっているそうで、様々な知識を得ることを今もなお続けているそうです。

 

そして十分下調べをしていざ現場に行ってみると「自分がわかっていた気になっていたこと」に気づかされるそうです。

 

知識と経験の違いですね。

実際経験してみることでより理解を深めようとするところまでできる人はなかなかいないのではないでしょうか。

 

そういった行動が池上彰のすごいところだと思っています。

 

感想

 

ぶっちゃけ池上彰のことは何も知りませんでした(笑)

ゴールデンでニュースやってるなーくらいの認識でした(笑)

本を読んだ感想は「意外とかみつくなあ(笑)」でしたが、的を射たことを言っているなと感じました。

 

さすがに知識が膨大なだけあって根拠や引き合いに出されるものは面白いものばかりでした。

ただ視聴率取りのテレビ番組からは嫌われるだろうなとも感じました。

ニュースの裏側といえばいいでしょうか、情報による操作は常に行われています。そんなことも考えさせられる一冊でした。

 

こんなひとにおすすめ

 

池上彰とは何者

ネットニュースばかり読んでる人

ニュース番組をよく見ている人

自分が読んでいるニュースを信じてしまう人

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