こんにちはbaamです。
最近はTwitterやInstagramで所謂『映える(ばえる)』なんて言葉も出て来るくらい写真に影響力がありますよね。
もしTwitterのフォロワーが数千人いて、メディア欄は高級ブランド品で埋まっていたら、「この人は何をしている人なんだろうと」気になってしまいますよね?
でも実際そのメディア欄に載っている写真は別の人が撮ったものかもしれません。
疑われもせずにこのようなことが日常茶飯事で行われているのがソーシャルネットワークの実情でしょう。
そして今回はそんな世の中を見通すための一冊。
『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』です!

著者:ふろむだ
出版社:ダイヤモンド社
価格:本体1,500円(税別)
ISBN:978-4478-10634-1
発売日:2018/08
© 2011 DIAMOND,Inc. All Rights Reserved.
この本の内容は実生活や対面のことをメインに書かれていますが、もちろんネットについても応用できることばかりです。
『自分は大丈夫!騙されないから!』と思っている人が詐欺にあうのはお年寄りだけではありません。
知っているかいないかで差が出ます。
是非この機会にこの本を読んで
”自分の見ている世界がフィルターにかかっている”
ということを認識してみてください。
本書は19項目ありますが、僕の気になった項目をいくつかご紹介しますね。
ハロー効果
『ハロー効果』という言葉は聞いたことがあるかもしれません。
例えば、容姿が優れている人は能力も高くみられがちといったことです。
つまり、
「容姿が優れている」という特徴が、漠然と「その人間が全体的に優れている」というイメージに変換されてしまう。
ということが導き出されます。
つまり、実力があるとみなされるわけです。
しかし、この項目はここからが本題です。
著者はこのような能力を総称して「錯覚資産」と呼んでおり、
この「錯覚資産」があることで得られる成長機会について書かれています。
→ 仕事を任される機会が増える(成長機会)
→ 実力の成長が他よりも早くなる。
といった図式が完成します。
またこの逆の例でいうと地位が高い人は全体的に優れているといった思い込みです。
実際言っていることは大したことなかったりしますが、
地位が高いというハロー効果が働いて、ありがたい良い話に聞こえてしまうことがここでは指摘されています。
立場が上というだけで錯覚してしまうんですね。気をつけねば。。。
性欲よりも切実な欲望とは?
人間の欲には睡眠欲や食欲や性欲があると思います。
この項目で紹介されているのは
「自分で物事をコントロールする」ということが、心身にどのような影響を与えるか」
を調べる研究から始まり、著者は
コントロール欲求は、食欲や、性欲や、睡眠欲と同じぐらい、基本的な欲求なのだ
と定義しています。
またこの本には書かれていませんが、
Twitterのいいね!も性欲より快感といわれています。
承認欲求というものですね。
それに付随するでしょうか、「誰かに説教をしている時」も快感が強いそうです。
上司が口うるさいのはそのせいでしょうかね(笑)
さらにそれによって部下をコントロール出来たらそりゃ気持ちいいでしょう(笑)
そういった想像も膨らむ内容です!
著者の伝えたかったことと感想
現実世界は、「実力が正しく評価される健全でフェアで気持ちのいい世界」なんかじゃない。思考の錯覚の泥沼の中で、錯覚資産という卑怯な武器で殴り合う、油断のならないジャングルなのだ。
と著者は書いています。
実力が物言うことはもちろんですが、
その機会に恵まれるためにも『錯覚資産』というものを認識しておくべきだと思います。
この本を読むと「自分も色眼鏡をかけて世界を見ていたのかもしれないと感じる」と思います。
また、僕はこの本の内容はあまり知るべきでなかった内容かもしれないとも感じます。
これを知ってしまえば会社の経営が成り立たなくなってしまいかねないからかな?
前向きにとらえていきましょう!
ほんとにすごい人の考えを探し、見つけれる時代です!
社会で思考停止のまま働くより、自分のやりたいことも充実させて行きたいですからね。
ニートの僕が偉そうに言うことでもありませんが(笑)
こんな人におすすめ!
心理学に興味がある
文化人になりたい
自分のメンターを探したい
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