FACTFULNESS(ファクトフルネス)」を読んでみた感想!!書店人気1位は心理学!?「あなたの常識は20年前で止まっている

FACTFULNESS
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本の帯には「あなたの常識は20年前で止まっている」といった言葉が書かれているが、まさにその通りであった。

導入部では現在の世界についての3択問題が13問出題されている。

ちなみに僕は13問中3問の正答率だった(笑)

問題の中には全世界での正答率12~13%といった問題もあった。
「チンパンジーにランダムに選ばせても正答率は30%を超えるのに!!」と挑発的な日本語訳があったが(笑)

なぜこれほどまでに私たちは世界について間違った考えを持っているのかを追及していく内容であった。

知的好奇心がそそられる一冊でした!!!

 

 

この本の最大の特徴は
「人間に備わる脳科学・心理的な要因にフォーカス」しているところ。

 

 

そしてそれらは筆者が世界中で実施した問題の統計と国際連合が集めた最新のデータが基になり、導き出されたものになっている。

筆者は「なぜ最新データが明らかになっているのに、人々の多くはこの事実をアップデートできていないのだろう」といった疑問を

『人間に備わっている本能』が機能してしまっているのはないかといったアプローチで進んでいく。

各章の概要

第一章:みんな一緒ではないという思い込み「分断本能」

読んで字のごとく、人々は「分断」という本能を持っている。

身近ないじめや人種問題などもこの「分断本能」のせいではないかと思ってしまう。

「自分たちとあの人たちは住んでいる地域も言語も違う。でもあの人たちの国はビルもインフラも整備されていないし、スマホも持っていないでしょ?」

この考えこそ筆者の指摘する「分断本能」なのである。

日本に住んでいるからこそ、ハッとさせられる内容でもある。

第二章:悪いことの方が目に留まりやすい「ネガティブ本能」

悪く見えることを総称して「ネガティブ」と表現している。

すべてがよくない方向に向かってしまっているというのは多くの人々の「イメージ」でしかない。

その証拠に一つ例を出すと、「オゾン層を破壊する物質」といえば「車のエアコンから出るフロンガス」が有名であろう。

このフロンガスのせいでオゾン層が破壊され続けているといったイメージはすでに過去の話であった。

現在のオゾン層を破壊する物質の排出量は40年前に比べて約1/75にまで減っている。

この事実があるのにも関わらず多くの人は「どんどん悪くなっている」といったイメージを持ってしまっていることを筆者は主張している。

第三章:右肩あがりをイメージしてしまう「直線本能」

さまざまなグラフは統計的にいくつかのパターンに当てはまるため、

一方的に右肩上がりになるわけではないと筆者は主張している。

そのことを人口増加にあてはめ、極度の人口増加の背景や解決策を提案している。

解決策にはやはり「分断本能」による文化の違いなども反映してくる内容になっていた。

第四章:メディアも利用する「恐怖本能」

 

メディアは数千万回の安全に離着陸する飛行機より1回の飛行機事故を報道する。

 

これこそ人々の「恐怖本能」を利用したものだと筆者は言う。

主に人間が恐怖を感じる内容として挙げられいるもので最も身近なものは『身体的な危害』についてであろう。

世界有数の安全国日本に住んでいる身としてはこの『身体的な危害』はめったに感じることのないものである分、感じる恐怖も倍増する。

また3.11の東日本大震災の放射線量や被爆に関しての記述もデータと照らし合わせて書かれていた。

第五章:数字の魔法「過大視本能」

例えば「累計発行部数100万部突破!!!」なんて宣伝が謳われていたとします。

これをすごいと思わせるのが『数字』です。

しかし、日本だけに限ると100万は人口の約1%にしか相当しません。100人に1人の計算です。

 

このような『数字による過大視』の危険性をこの章では説いています。

第六章:自分と比べてしまう「パターン化本能」

ある集団を一つのパターンとして理解してしまおうという本能について話しています。

 

「自分とは違うからあいつらは良くない」といった思考がここに当てはまります。

 

相手を格下に見てしまうことの危険性について説いています。

第七章:変えることができない運命と思い込む「宿命本能」

「僕の生まれた家では習い事もできないし、大学に行くお金もないから高校いかずに働こう」

というような思考を指します。

また、長期的に世界が変わっていっていることに関して気づくことが

「運命は変えられない」といった思考にとらわれないために必要だと説かれています。

第八章:物事を簡単に理解した気にさせる「単純化本能」

これは様々な問題について一つの原因一つの解答で当てはめてしまうことを指している。

 

この本能が働くと、その物事についてすべてを知り尽くした気になってしまう。

 

自分の考えが正しいし、こういった根拠もあるといったことに関してもう一度検証しなおすべきだと説いています。

第九章:一度は心当たりがありそうな「犯人捜し本能」

誰かのせいにすれば物事が解決すると思い込んでしまう本能である。

 

「原因に目を向けてもそれを指示した人物を責めれば、それで解決するのでしょうか?」

 

といった人間の他人に責任転嫁したくなる本能について説かれています。

改めて文字にされるとわかっていても気づかされることが多いです。

第十章:人間の不安・恐怖からくる「焦り本能」

「今すぐ決めてください」

「残り一点物なんですよ」など、

 

『早急な決断』が求められる事象に対して人間の焦りからくる本能について書かれています。

 

この『早急な』という時間的な要素も人間を焦らせ、冷静に分析できなくさせてしまう要因の一つであることを説いています。

第十一章:最後は「ファクトフルネス実践」について

ここでは実践していくうえで、筆者の体験談などが多く書かれています。

感想

外国で書かれた本あるあるなのですが、引用やエピソードや体験談といったものが多く盛り込まれています。

 

聞いたことあるかもといった「人間の心理」について書かれ本という印象です!

 

 

僕の中では1,2,4,5,8,9,10章の内容が特に興味深かったですね!!!

 

気づいていてもいざ言葉にして指摘されるとうなづける部分が多いです!

人間の脳機能は良くも悪くも「都合いい」だと感じる一冊でした。

 

内容を理解し、実践できればIQが上がりそう(笑)

 

こんなひとにおすすめ

 

 

心理学に興味のある人

世界の現状を知りたい人

冷静に物事を分析したい人

IQを上げたい人

 

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